レストランで時々考えること。

こんにちは😁

なかなかブログが書けないシェフです🧑‍🍳


レストランで仕事をしていると、よく聞く言葉があります。

「お客様は王様」

たしかに、お客様が来てくださらないと、私たちはお店を続けることができません。

小さなレストランですが、
お客様がいてくださるからこそ、こうして料理を作り続けることができています。

だからお客様はとても大切な存在です。

でも、最近少し思うことがあります。

もちろん、ほとんどのお客様は優しくて、
この小さなお店をあたたかく応援してくださっています。

ただ時々、
「お客様なんだから言うことを聞け」
というような態度の方に出会うこともあります。

上から言われたり、強い言い方をされたりすると、
正直ちょっと悲しい気持ちになります。

そして、もうひとつ思うことがあります。

攻撃的な態度で食事をされていたり、
食事の間ずっと文句を言っていたりする方を見ると、

「この時間は何のためなんだろう」と
考えてしまうことがあります。

レストランに来る日というのは、
きっと誰かの誕生日だったり、
記念日だったり、
大切な人と過ごす時間だったりすることも多いと思います。

そんな相手が隣にいるのに、
ずっと愚痴を言っていたり、怒っていたりすると、
その方にも少し失礼なのではないかな、と感じてしまいます。

きっとご本人も、
あまり楽しくない時間になってしまうのではないでしょうか。

それを見ている私たちも、
やっぱり少し悲しい気持ちになります。

わざわざ時間を作って、
お金を払って食事に来てくださっているのなら、せっかくなら楽しんでもらえたらいいのに、と
思ってしまいます。

そんなことを考えているときに、
思い出す言葉があります。

私の大好きな
三谷幸喜さんの作品で【王様のレストラン】
というドラマです。


その中で、千石さんというギャルソンがこんなことを言います。

「わたくしは先輩のギャルソンに
“お客様は王様である”と教えられました。

しかし先輩は言いました。

王様の中には
首を刎ねられた奴も大勢いると。」

初めて聞いたとき、
少しドキッとする言葉でした。
でも同時に、お客様とお店は上下ではなく、人と人なんだということを考えさせられました。

お客様は大切な存在です。
でも、誰かが偉くて、誰かが下ということではないと思います。

レストランは、
お客様とお店が気持ちよく過ごせる場所であってほしいと、私は思っています。

王様でなくてもいい。
気持ちよく食事を楽しんでくださる方が来てくれたら、
私はその時間を大切に料理を作りたいと思っています。

今日もキッチンで料理を作りながら、
ふとそんなことを考えていました。

同じように思っていただける方が、少しでもいてくださるといいなぁ。